GPRSでのデータ通信

GPRSとはGeneral packet radio service(汎用パケット無線システム)の略で、高速データ通信です。通常GSMではCSD(Circuit-Switched Data )という方式が使われ、最高9,600bps(or 14,400bps)での通信しかできませんが、GPRSでは上りと下りで合計最高114kbps(携帯の機種およびキャリアに依存)のデータ通信が可能です。また、GPRSはパケット通信方式のため、時間ではなくデータ量で課金されます。2001年ごろから各国のキャリアがサービスを始めました。どのキャリアがサポートしているかは、以下で確認できます。

GPRS対応キャリアリスト

GPRSを利用するには、GPRS対応の携帯電話と、GPRSをサポートするキャリアのSIMが必要です。
GPRSはPCと接続してデータ通信を行ったり、SMS、WAP等の利用時に使うことができます。
今回は、このGPRSの実力を調べてみました。

今回使用したキャリアは、カナダのFIDO
FIDOでは、キャンペーンで月額たったCA$50(約4000円)で12ヶ月定額のGPRSデータ通信サービスのプランを提供するなど、GPRSの普及に力を入れています。データ通信カードも販売しており、AirH"のつなぎ放題コースに負けないサービスを提供しています。

使用した携帯電話はEricsson R520m。下り3スロット、上り1スロットの機能を持っています。理論的には下り40.2kbps、上り13.4kbpsが出るはずです。ネットワークがCoding Scheme CS2の場合。ただし、キャリアの条件にもよるため、実際にこの速度が出るかどうかはわかりません。今回のキャリアFIDOはサポート速度を公開していないため、キャリアの速度上限は不明です。
まずは、137kbyteのメールの送受信を行って、通常(CSD)の場合と、GPRSの場合を比較してみました。

  受信 送信
GPRS 45秒 155秒
CSD 140秒 155秒

ほぼGPRSの下り(受信)はCSDの3倍の速度に成っています。

次に、Band Width Speed Testというサイトで、スピードの計測を行ってみました。

CSD GPRS

どの項目もGPRSでは3倍のスピードに成っています。1MBのファイルをダウンロードするのにCSDでは16分かかりますが、GPRSでは4.9分でダウンロードできます。
まだ、WWWをするには十分な速度ではありませんが、メール程度であればかなり快適に使用できます。今回使用した携帯電話は、最高速度が下り40.2kbps上り13.4kbpsですが、最近の携帯電話はさらに高速モードをサポートしています。キャリアもより高速通信をサポートするでしょうから、これからGPRSでますます快適な通信ができるでしょう。


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